バズ・マーケティングという口コミによる宣伝効果の大きさ

2014年03月28日

A子「B美ちゃんのネイル、超かわいくない?」
B美「まじ?これ、新作のジェル使ったんだ!」
A子「いいなあ。A子もそのジェル買おうっと」

そんな会話を電車の中で耳にしました。注目すべきはA子の一人称がA子であること...ではなく、口(くち)コミによって購買意欲を駆り立てられていることです。

友人が商品を購入しているから自分も購入してみる、その行動の要因には「信頼関係」が根底にあります(高級品などは競争意識から購入する場合があると思いますが...)。

キャッチセールスや訪問販売など見ず知らずの営業マンが商品をいきなり売り込んできても、なんだか怪しく感じてしまうのは「信頼関係」が成立していないからです。

インターネットが普及し、ソーシャルメディアも一般的となった現在、ネット上での口コミによる宣伝が注目されています。その宣伝効果は、チラシやネット広告の数倍とも言われており、ネット販売サイトやグルメナビサイト、SNSなどで需要が拡大しています。

こうした販売・宣伝手法をビジネスの世界では、「バイラル・マーケティング」や「バズ・マーケティング」と呼んでいます。前者は商品そのものを口コミによって販売を拡大させていく手法、後者は商品を使って何かしらのアクション(会話や動画・SNSへの投稿)を起こさせる手法だと解釈しています。

毎年「流行語」が発表されています。以前は新聞などの見出しになったものや、テレビ番組のフレーズ、芸人の一発ギャグが多かったですが、最近では、一般の人が使用している言葉(特に女子高生の間で流行しているフレーズ)や、もともとネット上で話題になったフレーズに人気が出ているように見受けられます。これもインターネットが身近になり、知らずうちに口コミを行なった結果の表れだと思います。

しかし、ネット環境がこれだけ発達していても、口コミはネット上よりも現実世界でのやり取りの中で行なわれることの方が多いようです。私自身、何でもインターネットで情報を仕入れることが多いですが、日本はまだまだ画面に向き合う二次元の世界よりも人同士が向き合う三次元の方が経済効果を生んでいるようで安心しました。

根拠のない噂話に近くなってしまう口コミは予期せぬマイナスな効果も生むこともあったり、過剰な反応をすることもありますが、良くも悪くも爆発力は高く、想像を超える結果を生み出す口コミの力は面白いですね。