日本人の美的感受性

2019年05月13日

社長の木元(哲)です。

実は当社は経営理念の5番目に「当社は業務の遂行を通じて日本文化の繁栄に寄与します」と掲げています。

そこで今回は日本固有の文化であるところの「日本人の美的感受性」について書きたいと思います。

以前、数学者で、作家の新田次郎さんの次男でいらっしゃる藤原正彦さんの講演に参加させていただく機会がありました。その講演の中のお言葉がとても印象に残っているので紹介したいと思います。

「日本は火山が多く、地震や台風などの自然災害も多い、本当はとても住みにくい国です。でも、きっと神様がその見返りに、春夏秋冬の四季を与え、“もののあわれ”を感じられる“美的感受性”を日本人に与えたのだと思います。それは世界中で日本人しか持ってないもので、世界のどこの国の人も真似できないものです」。

藤原さんはその著書「国家の品格」の中でも、日本人が固有に持つこの美的感受性に触れています。

日本人は桜の花に「もののあわれ」を感じ、短い間に散っていく姿に深く感動します。欧米人は桜の花が散る姿にそういう感じ方はしないようです。日本人は元来、悠久の自然と儚い人生との対比の中に美を発見する感性を持っており、そういう素晴らしい自然観が日本人の民族としての謙虚さを生んできたのだと書かれています。

しかしながら最近は日本人が最も大切にすべき美的感受性が失われつつあるとも・・・。

ふとした瞬間に自分の中にも眠っていた日本人としての美的感受性があるのだと気付かされることがあります。この「日本人の美的感受性」を呼び覚ますような何か、そこに当社が日本文化の繁栄に寄与するためのヒントが隠されているのではないかと最近考えるようになりました。

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