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事例紹介

当社で制作した印刷物やWebサイトの事例を紹介します。

離れた場所で働く仲間にも気持ちを伝えられるGood Job Cardのデザイン

離れた場所で働く仲間にも気持ちを伝えられるGood Job Cardのデザイン

アイセイ株式会社様のGood Job Card導入事例をご紹介します。
構造物の点検・調査診断・解析・三次元計測を行っているアイセイ株式会社様。その業務範囲は全国に及んでいます。
また、事務所が2箇所に分かれていることもあり、同じ場所で働く仲間はもちろんのこと、離れた場所で仕事をする仲間とも活発にコミュニケーションを取る仕組みを作りたい、とGood Job Cardの導入を検討されていました。

同じ場所で仕事をしていなくても気持ちを伝えられるように

アイセイ株式会社様は、全国で橋梁、高速道路、トンネルなどの構造物の点検業務を行っています。そのため、基本的には事務所勤務の技術、事務の方々と、現場に赴く現場班に分かれて作業をしています。
その中で、現場班は長いときは2週間も事務所に戻ってこないことがあること、事務所も徒歩圏内ではあるものの2箇所に分かれていて顔を合わせない社員がいることなど、コミュニケーション不足を感じていらっしゃいました。
そんなときにGood Job Cardの存在を知り、導入を検討されていました。

当社にGood Job Card制作を依頼したきっかけ

2016年〜2017年にかけて、当社は研修会でGood Job Cardの取り組みを発表する機会をいただいていました。
アイセイ株式会社様はその発表を聞いてくださっており、「Good Job Cardのことは調べていたけれど実際にどのように運用すればよいのかわからなかった」ということで、お会いして当社の運用方法などをお話させていただくことになりました。

Good Job Cardはどのように運用するのか

アイセイ株式会社様のように「Good Job Card」「サンクスカード」という名前はご存じの方も多く、社内コミュニケーション改善の一環として始めたいと思っている企業は多いようです。
しかし一方で、実際にどのように運用すればよいのかよくわからない、というのが現状だと思います。
当社も導入するに当たって一番悩んだのが運用方法でした。

ではGood Job Cardはどのように運用すれば社内のコミュニケーションが改善するのでしょうか。

当社がこれまでGood Job Cardを運用してきた経験上、Good Job Cardはカードを用意してみんなが使うのを待つ、というだけではあまり効果は発揮されません。
効果的に運用するためには、「なぜGood Job Cardを導入するのか(ねらい)」「どのように取り組むのか(取り組み方)」「運用上のルール」を決めておくことが重要だと感じています。
ここを明確に示すことにより、社内のどんな問題を改善したくて取り組むのかが全社員にわかるので、社員一人ひとりが目的を持ってカードを使用することができます(下表参照)。

アイセイ株式会社様の場合、「社内と現場で分かれての作業が多い」「営業所が2箇所に分かれている」という状況でもコミュニケーションが活発に行われるようにしたいという目的があったため、それをポイントに運用方法を考えていきました。

Good Job Cardのねらい・運用方法(当社の場合)

ねらい 自分以外の誰かに関心を持ち、その人の良い部分を見つけ、その思いを相手に伝える習慣を身につけること。
取り組み方
  • このカードは相手に伝えることを習慣化するためのトレーニングツールです。積極的に使用しましょう。
  • 業務、業務外に関わらず、Good Job!(今の行動いいな!)またはThank you(感謝)と思ったら、カードに思ったことを書いて相手に渡します。その際には簡単なルールがあります(ルール参照)。
  • 受け取った人は、読んだら回収ポストに入れて下さい(集計が終わったらお返しします)。
  • 掲示はしません(社長室による集計のみ)。素直な気持ちを書いて渡しましょう。
ルール
  • ルール1 書いていいのは肯定的な内容だけ。相手のいいところを見つけましょう。
  • ルール2 渡されたら必ず受け取ること。受け取り拒否はできません。
  • ルール3 上下関係は気にしない。立場や役職は一旦おいて、伝えたいことを書きましょう。

運営を成功させるための一助となるデザインのご提案

運用方法が決まり、アイセイ株式会社様よりデザインの元となるアイデアをいただきました。
担当者様が考えたデザインのポイントは「感謝を伝えるカードなので笑顔をモチーフに」「飾ってもかわいいようにカラフルなカードに」「男性でも女性でも使えるデザインに」という3点で、それが伝わってくるかわいらしいデザインでした。

今までの経験から、Good Job Cardの運営を成功させるためには、社員の皆さんに「Good Job Cardってなんだか楽しそう」「使ってみたい」という気持ちを持っていただくことが必要だと感じていました。

いただいたアイデアをブラッシュアップする際、デザインでそれらを後押しできないかと考え、色別に笑顔マークを変えるというご提案をしました。これには「Good Job Cardの受け渡しを通していろいろな笑顔に出会える会社であることを実感できるように」「いろいろな笑顔のカードを集める楽しさを感じるように」という思いが込められています。

また、ポストもご依頼いただき、こちらはカードとデザインを揃え、「Good Job Cardはここに入れる」ということが見た目からもわかりやすいデザインとしました。また、正面からでもカードを入れやすい形状としました。
アイセイ株式会社様にはこちらのご提案したデザインでOKをいただき、製造、納品に至りました。

提出したデザイン提案資料

デザイン提案資料の一部

カードとポストのデザイン

運用開始後の反応

Good Job Cardの運用から1ヶ月の様子をお伺いすると、初めての集計では運営側の想像を超える枚数が使用されていて驚いたということでした。特に、あまり使用してもらえないのでは...と不安に思っていた現場班の方が率先して使用してくれているということです。
これは、導入時に自分たちに合った運用方法を考え、それを全社員にきちんと伝えてから運用を開始したからこそ得られた成果だと思います。

アイセイ株式会社様は次の段階として、運営側の働きかけがなくても自然とカードが使用されることを目標としています。
当社では継続的にGood Job Cardを運用していますが、最近では「今の行動にはGood Job Card!」とカードを渡すことが自然に選択肢のひとつになったような感じがします。まだまだ課題もありますが、アイセイ株式会社様のように目標を持って取り組むことが大切だと感じました。

完成したGood Job Card

まとめ

Good Job Cardは続けていくことでさまざまな気づきを得られるカードです。社内のコミュニケーションレベルが上がったと思ったら運用方法を変えてみるなど、同じカードでもさまざまな使い方が考えられます。
自社に合った「ねらい」「取り組み方」「ルール」。きちんとした運用方法を考えることがGood Job Card運営の成功の鍵となります。

クライアント

アイセイ株式会社様

仕様

  • 名刺サイズ(91×55mm)
  • 制作:2017年

プロジェクトの流れ

STEP1

当社の事例をお話させていただく

STEP2

運営担当者様と運用方法についてのヒアリング

STEP3

デザインをブラッシュアップしデザイン提案

STEP4

カード印刷、ポスト製造、納品

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